ルヴィオロン

兵庫県西宮市(仁川、甲東園地区)と大阪府池田市でバイオリンを教えています。
基本を大事に、また良い音で弾くことを大事にレッスンを行っています。

大阪府出身。
パリ区立音楽院、パリエコールノルマル音楽学校などにてバイオリン、室内楽などを学ぶ。 
パリ区立音楽院にてバイオリンと室内楽のプルミエプリを取得。
エコールノルマルにてバイオリンの高等演奏過程を終了。

帰国後は千里ジュージアカルチャーセンター、池田市アゼリアカルチャーカレッジなどで指導を行う。(2011年まで)

現在はフリーにて演奏、バイオリン個

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分数楽器

 2026年に入ってからのレッスンも2週間が経ちました。 年末年始のお休みの間もしっかりと練習を行って、年始のレッスンではしっかりと弾けた生徒さん達もいました。学校も始まり日常生活のリズムも戻ってきました。 今年もまた頑張っていきましょう。  バイオリンは成長とともに楽器のサイズも替えていきます。 身長が何センチから何センチまではどのサイズと目安はありますが、腕の長さも大事です。手で楽器の先を持った時に肘がピーンと張った状態だとまだ大きいですし、少し余裕があるかなとなれば次の大きさに替える目安としています。  とはいえ替えるタイミングはしっかりと様子をみて行うようにしています。特に小学生の生徒さんの場合、成長の度合いはそれぞれ違いますし、楽器が少々大きいと弾くのがしんどく感じる生徒さんもいれば、なんなく弾く生徒さんもいます。早目に替えて、大きくて弾くのがしんどい、、、、。モチベーションが下がる、、、、。弾くのが嫌になる、、、。では残念なお話になってしまいます。  またまだ少し大きいけど次のサイズに替えられるかなという時でも、新しいテクニックを習得する時期などはある程度余裕を見て替えた方がいいかなと思っています。  ただ4分の3サイズからフルサイズに移行するときは、体もしっかりとしてくる年齢になっていることが多いので、その場合はぎりぎりまで使ってなんだか楽器が小さいね、窮屈そうにひいているねとならないようにフルサイズに替えた方がいいように思います。 分数サイズは1年~1年半ぐらいで替える場合が多いです。だからといってサイズを1つ飛ばして無理して弾くのはあまり私としてはお勧めしません。小学生低学年ぐらいの生徒さん達には、やはり大きめの楽器で弾くのはしんどいことかなと思います。 各先生ごとに替えるタイミングについてのお考えはお持ちだと思います。先生としっかり相談して行うようにしましょう。

2025年のクリスマス音楽会

 今年も残すところあと少しとなりました。ニュースや街中で見かける光景が年末年始準備になっていて、師走の気ぜわしさをより感じます。 先日12月7日にクリスマス音楽会を宝塚市逆瀬川のパンネルカフェで行いました。こちらの会場で行うのは昨年に続き2回目でした。  クリスマス音楽会では生徒さんに弾きたい曲を選んでもらったので、プログラムとしてはアニメやディズニーの曲、映画音楽、メヌエットなどの教本にある曲やジングルベル、そしてクリスマスの雰囲気に合う曲をと大学生の生徒さんはグノーのアヴェ・マリアを選んで、いろんなジャンルの曲が並びました。  兄弟で、または私とのバイオリンデュオ、そして親子、家族で演奏された方もおられました。 発表会とは違った雰囲気でしたが、人前で弾くことには変わりなく緊張の中での演奏。それぞれにうまくいかなかったところもあったと思いますが、なぜかを考えてまた次への課題として取り組んでいってもらえたらなと思います。  他の生徒さんの演奏を聴いて刺激を受けたのでは、という生徒さんもいて、クリスマス音楽会が生徒さん達にとって何か得るものがある場であったなら嬉しいです。   小学生グループの合奏では、ファーストバイオリンの高学年の生徒さんに出だしの合図、みんなを見て聞いてまとめ引っ張っていくことなども経験してもらいました。知らない曲でしかも少ない合わせでしたが、本番はみんな良く弾けていました! 大人の合奏も練習の時よりも良くなって、当日は楽しくしっかりと弾けていました! 今年も皆さんと共に楽しい音楽会のひと時を過ごさせてもらいました。

知らない曲

 12月に入り急に寒くなりました。 インフルエンザも流行しているようですので、気をつけて過ごしていきたいです。  クリスマス音楽会も近づいてきました。   発表会でも、このクリスマス音楽会でも何かしら合奏は取り入れたいと思っていて、今回は小学生の合奏にクリスマスにちなんだ讃美歌を取り入れました。  ひとつは「もろびとこぞりて」、もう一つは「天にはさかえ」。もろびとこぞりてはまだ知っている生徒さんはいるのですが、「天にはさかえ」はほとんどの生徒さんは知りません。  この「知らない曲」というのを取り組むときに、知らないけどとりあえず譜読みして弾いてみましたという第一歩を行うのはとても大事ですね。譜読み力、音程感などの基礎力が必要になります。  第2、3,バイオリンになるとメロディーラインが少ないので、弾いててもよくわからない、、、ということが起こるので、レッスンでは曲の感じがつかめるように一緒に弾いて行きます。もしお家の方で他の楽器が弾ける、または歌える場合は他のパートを一緒に合わせて練習していただけるとイメージがつかみやすいです。メロディーラインを弾ける生徒さんなら、それも弾いてみて全体のイメージをつかむということもできると思います。   どのパートの人も自分のパートだけでなく、全体を見てよく聞いて曲を作り上げていくこと。もちろん他の人と合わせられるよう、まず自分のパートをしっかりと弾けるようにすることは大事です。他の人と弾くことが多い楽器なので、こういう機会に合奏、アンサンブル力を少しでもつけてもらえたらなと思います。

堀米ゆず子ピアノ三重奏コンサートを聞きに

 11月も終わりになりました。今年もあと1か月と少しですね。 あまりそんな感じがしないのですが、12月に入ると気ぜわしくなり年末を感じるのかもしれません。  昨日、11月24日兵庫県芸術文化センターで行われた「堀米ゆず子&パヴェル・ゴムツィアコフ&田村 響 ブリリアントな仲間たち」を聞きに行きました。  堀米ゆず子さんは好きなバイオリニストの一人です。芸術文化センターでも毎年コンサートをされていて、ここ何年間は毎年聞きに行っています。  今回はピアノトリオということで、特に後半のチャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」を楽しみに聞きに行きました。  1曲目のモーツアルトのピアノ三重奏第6番 ト長調の出だしから各奏者の音がとても美しくこの世のものとは思えないぐらいでした。  2曲目のショスタコーヴィッチのピアノ三重奏第2番 ホ短調は初めて聞く曲でしたが、ショスタコーヴィッチらしい曲想で、4楽章では聞いたことのあるメロディーも出てきて最後まで興味を持って聞きました。  後半のチャイコフスキーのピアノ三重奏「偉大な芸術家の思い出に」は、とてもボリューム感もあり、また歌う旋律もとても心に残りました。 ねばりのあるボーイング、弓使い、そして音。出てくる音はもちろん見ていてもとても勉強になりました。  アンコールにはメンデルスゾーンのピアノトリオ第1番の2楽章を演奏されました。 ピアノの田村響さんの音がとても美しかったです。   こんなに素晴らしいコンサートを聞けてとても幸せで、特別な時間を過ごせたように思います。 お客さんの層は年配の方が多かったのですが、若い方たちにももっと聞きに来てほしいなと思いながら会場を後にしました。  今月はそのほか、「ラフィ・ベサリアン 河江 優 ソロ&ピアノデュオコンサート」を大阪のいずみホールに、また15日には、兵庫県立芸術文化センター20周年記念公演として行われた「クラウス・マケラ ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団」を聞きに、いつもより多くとてもいいコンサートを聞けました。 どのコンサートも本当に素晴らしく、いい演奏を聴くと不思議と元気が出ます。 この感動を持って、また毎日を過ごしていきたいと思います。

楽器を大事に弾く

 少しずつ朝晩の寒さが増してきたように思います。紅葉にはまだ早いですが、もう少ししたら見られそうですね。  先日、サイズアップされる生徒さんの楽器選定に行ってきました。本人にまず弾いてもらい、そして私もあとで弾いてみて、いくつかご用意していただいた中から生徒さん本人が気に入ったものが見つかりました。 分数楽器からフルサイズへ持ち替えるときは、「フルサイズになるまで頑張ったね!」という気持ちと「これからも楽器、弓を大事に使ってずっと弾いていってほしいな」という気持ちになります。   楽器本体、そして弓を大事にして弾いて行くには、いい状態にしておくことが大切です。弾き終わったら松脂をふき取る、弓をゆるめることとかはもちろんですが、年に1,2回は楽器店で職人さんに点検してもらうことも大事です。 そして弦も弓の毛も消耗品。「音が鳴っているからまだ使えるんじゃないですか?」と思う方は多いのですが、弓の毛はずっと使っていると伸びてきたり、松脂を塗っても弦との引っ掛かりが悪くなった感じになります。  弦もある程度使っていると張りが弱まってきて、弦本来の持っている音が出なくなってきます。弓の毛も弦も交換してみると、「あ、音が変わった!」と実感できます。  その他、弾いていてなにか気になることがあれば、職人さんのいる楽器屋さんでみてもらいましょう。  ケースは時間とともに傷んだり金具がゆるんだりして買い替えることはありますが、それでもなるべく傷がつかない、傷が増えないように大事に持ち歩きしてほしいです。なんといっても中に楽器と弓が入っているので、、、。    楽器も弓もお手入れして大事に弾いて行くことは、楽器を弾く上での基本かと思います。いい状態で弾いてこそ、上達もするし音を楽しめます。  楽器と対話しながら、一緒に成長していくような気持ちで、いろいろな曲に取り組んでいけるようになったら素敵だなと思います。

クリスマス音楽会の準備

 朝晩は寒いなと感じるぐらいになり、季節が急に進んだ感じがします。秋らしい日々を過ごせそうです。と思っていると、あと2か月で今年も終わり。暑い日が長かったので、私の中で感じる季節がずれてきているようです。 先日立ち寄ったショッピングセンターの一部のお店では、もうクリスマスツリーやその飾りが販売されていてびっくりしました。クリスマス、年末はすぐにやってきそうです。  今年もクリスマス音楽会を行う予定でいます。 発表会とは少し変えて、教則本の曲、またはそれ以外でも、各生徒さんが弾きたいものを選んで演奏することにしています。参加される方の弾く曲もだいたい決まってきました。 教則本の曲、アニメ、映画音楽、そして学校で歌った曲などいろいろです。そして私とのバイオリン二重奏や親子での演奏もあり当日が楽しみです。  アニメ、映画音楽、POPSなど、耳によくしててなじみのある曲でも、楽譜を前にすると結構リズムが取りにくかったり、また音の並びとして弾きにくかったり、とバイオリン用に書かれていない曲の難しさというのはあります。 楽譜によっては指使い、スラーが書かれていないものもあり、その場合はその音楽にあったスラー、指使いを考える必要がでてきます。そういうことも経験して、普段の教則本や基本練習の重要性を再発見してもらえたらなとも思います。   合奏は必ずしたいなと思っていることで、今年は子供、大人グループとも昨年とは違う曲目にしました。  バイオリン2部合奏はどんな感じになるかなと気になりますが、当日までにしっかりと取り組んで行きましょう。  そうこうしているうちにあっという間にクリスマス音楽会の日になりそうです。 皆さんが楽しんで演奏して、お互いの演奏を聞き合える和やかな会になると嬉しいです。

イタリアボローニャ国際絵本原画展を見に

 10月に入りました。今までの10月とは違い、日中はまだまだ暑いですね。  3連休最後の昨日、西宮市大谷美術館で行われれた「イタリアボローニャ国際絵本原画展」を見に行ってきました。  この原画展は毎年大谷美術館で行われているように思うのですが、いつも行きたいなと思いつつ気づいたら終わっていた、という私の悪いパターン。 今年はそういうことにならないよう、連休最後ということもあり忘れずに行ってきました。 絵本原画展ということで、子供向けなのかなと思いつつ会場に入ってみると色鮮やかな絵がたくさん飾ってありました。 とても明るくカラフルなものや、深い深い黒に近い緑色など。 また絵本の内容も元気づけられるようなものや、歴史を語る内容のものもあり、子供だけでなく大人が読んで見ても何かを得られるものでした。  原画の中にはフェルトで作られたものもありとても興味深かったです。  そしてこの大谷美術館は初めて行ったのですが、もともとは個人のお宅だったそうです。その後改築されたと言えども、こんな大きなお屋敷に住んでらっしゃったのかと思うとびっくり。 また灯籠や水琴窟もある日本庭園があり、すぐ近くに43号線や阪神高速が通っているとは思えない落ち着いた静かなお庭でした。   音楽に限らず、いいものを見たり聞いたりすると元気が出ますね。 地元再発見で良い休日を過ごせました。

音楽ドリル

 今日で9月も終わりですね。「暑さ寒さもお彼岸まで」とは言いますが、お彼岸後は過ごしやすくなったなと思います。といってもまだまだ暑いですし、秋らしい秋が早く来てくれないかなと思う日々です。 この1か月ぐらい、小学生の生徒さん達に音楽ドリルの課題を宿題としてやってもらいました。普段のレッスンでも音読み、音の長さ、休符、拍の取り方などを説明、確認していますが、レッスンではどうしても同じ曲を弾くので、一度読んだらあとは覚えて弾いているということも多いです。  またこの頃は譜読みをする前に動画を見て聞いてそのまま弾いているのでは、と感じることもあり、どこまでみんな譜読みなど、基礎知識を理解できているかを見るためにもドリルを行いました。 音楽、楽典ワークはたくさんありますね。 どれがいいかなといろいろ見て「WAKU WAKU 音楽ドリル上、下」(汐巻公子 著) というのを使用しました。本当は全部やった方がいいのですが、とりあえずはト音記号、そして拍、強弱記号の部分を行いました。説明書きもあり、それを見ながらやるとだいたい分かるのですが、何拍子の曲か、また拍子の通りに小節線で区切る問題は間違えている割合が多かったです。 小学生の生徒さん対象にやってもらいましたが、低学年の生徒さんと高学年の生徒さんではもちろん理解力に差があります。しかし記号などは見ていくと皆さん覚えていく感じがします。 今回は理解度チェックとして行いましたが、「やったから、はい終わり」 ではなくて、説明の部分を何度も繰り返してみて、また新しい曲の譜読みの時にも「これはどういうことだったかな」と思ったら調べて覚えて、楽譜を読み取る力をつけて行って欲しいなと思います。

「続ける力」を読んで

 朝晩は、以前よりほんの少し涼しくなったかなと感じるようになりました。 夜は虫の声も聞こえてきて、暑いながらにも季節は秋に向かっているのかなと思います。 とは言え、日中はまだまだ暑いですね。 最近、ヴァイオリニスト千住真理子さんの新刊を読みました。「続ける力」という本です。  千住真理子さんのコンサートには何回か聞きに行ったことがあるのですが、弾いておられるストラディヴァリウスの音色もとても素晴らしいですし、そして作品に真摯に向き合っているのを感じる演奏でした。 また「イザイの無伴奏ソナタ 全曲演奏会」の時には、あの難曲を全部通して弾く姿には、自分に対しての可能性、チャレンジみたいなものも感じました。  今回の新刊で興味深かった内容は、バイオリニストとしてステージに立ち続けている方の考え方、体に対しての向き合い方、ケアの大切さ。また10代からステージで演奏をされていて、現在に至るまでのいろんな変化。そして最後の章にある「各年代ごとの「続ける力」を育てる秘訣」という項目は、指導をしていく上でも、また今後の自分のためにもとてもためになりました。 その他、「縄跳びとバイオリン」、「目標とは何?」、ピーターパンから学んだ跳べることを疑わないお話、など。一つのことをひたすら続けてきた方の見てこられた景色、経験を知ることができ、力を与えてもらった一冊でした。

弓を握らない

 猛暑続きの毎日ですね。今年は梅雨明けが早く、その後すぐに猛暑の日々なので、2度目の8月を迎えた気分です。   最近、大人の生徒さんに試しに行ってもらったことの一つに、弓を持つ時に親指をフロッグ(毛箱)の下に置いて弾くということをしてもらいました。 弓を持つというのは、握ってもつかんでもだめだし、またゆるすぎてふにゃふにゃでもだめで、ちょうどいいあんばいを見つけるのが難しいところです。  握っていないようでも一か所だけに力がはいっているとバランスが悪く、いいボーイング、音が出せない原因の一つとなります。  また指先だけで持っている、親指に力が入っているなど、弓を持つ手に力が入っていると腕、肩にも影響が出てきます。 かと言って手ばかりにフォーカスすると余計に力んできてしまいます。  「もっと力を抜いて、リラックスして」といっても簡単に抜けるものでもないですし、、、、。 シンプルに、何かわかりやすく体感してもらえる方法はないかなと思ったのが、親指をフロッグにおいて弾く練習。 これは有名なメソードの最初の弓の持ち方で取り入れられている方法ではありますが、この方法で持った方が親指の力みが少なくなり、また手、指も安定して弓を握らないし腕は動かしやすくなります。  大人の方に試してもらったところ安定して弾ける、弾きやすくなった、弾いていて楽しいと感じるとの感想。  私も聞いていて音がしっかりとして、また腕をのびのびと使えるようになったなと思いました。 その他、普段の生活でふとした時に、左人差し指あたりを弓と思って右手をその上にのせることも握らず、かつしっかりと持てている感覚というのをつかむ練習の一つになります。  いい感覚をキープできるように、そしていい音が出る、楽しく弾けるという時間が増えたら嬉しいです。