初見

 先日、小学2年生の生徒さんと「初見」をレッスンで行いました。

「初見」

漢字の通り、初めて見る楽譜をその場でぱっと弾くことです。

初見はちゃんと自分で譜読みができているかどうかを知るためには、一番いい方法かなと思います。 もちろんあまりに難しいのをぱっと見て弾くことには少々無理があるので、今習っている曲よりも易しいもので行いました。 


 初めて見る楽譜で、また知らない曲でも、大事なことは、

・何拍子か

・シャープ、フラットはいくつか、何調か

・テンポ

は必ず見るようにしましょう。 

 初見の時には曲の長さにもよりますが、だいたいざっと楽譜に目を通す時間を少し与えられます。その間にさっと最後まで目を通すこと。この時に、書いてある音を頭の中で鳴らせるように、そして左指、右手のボーイングもイメージできることが大事になってきます。 

 実際に弾き始めたら拍を取って、目はしっかりと楽譜を追って弾いていくこと。

結構、集中力はいるし、普段の練習での譜読み力、そして左手に音の並びが入っていることも

大事になってきます。


 初見に強くなるには、いろんな楽譜、曲をたくさん自分で読んで弾いていくことかなと思います。 例えば教本「サスマンス」の3巻、4巻あたりには2重奏で弾ける曲がいくつかあるので、こういうのをどんんどん初見で弾いていくのはいいと思います。 進んだ生徒さんだとバルトークの44のデュオの最初の方やプレイエルの6つのやさしいデュオなんかもいいと思います。 

 この日、小学2年生の生徒さんとはいくつか初見をしました。 

そのうちの一つに「ソレラミのうた」という教本を使って、二重奏を行いました。

開放弦で弾く曲が主ですが、複雑なリズムもあって難しいのもあるのですがちゃんと初見で弾けました!

今度は第3ポジションで弾く音域のある曲でも初見できたらいいですね。  

バイオリン教室 池田市・西宮市 ル・ヴィオロン

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