楽器を大事に弾く
少しずつ朝晩の寒さが増してきたように思います。
紅葉にはまだ早いですが、もう少ししたら見られそうですね。
先日、サイズアップされる生徒さんの楽器選定に行ってきました。
本人にまず弾いてもらい、そして私もあとで弾いてみて、いくつかご用意していただいた中から生徒さん本人が気に入ったものが見つかりました。
分数楽器からフルサイズへ持ち替えるときは、
「フルサイズになるまで頑張ったね!」
という気持ちと
「これからも楽器、弓を大事に使ってずっと弾いていってほしいな」
という気持ちになります。
楽器本体、そして弓を大事にして弾いて行くには、いい状態にしておくことが大切です。
弾き終わったら松脂をふき取る、弓をゆるめることとかはもちろんですが、年に1,2回は楽器店で職人さんに点検してもらうことも大事です。
そして弦も弓の毛も消耗品。
「音が鳴っているからまだ使えるんじゃないですか?」
と思う方は多いのですが、弓の毛はずっと使っていると伸びてきたり、松脂を塗っても弦との引っ掛かりが悪くなった感じになります。
弦もある程度使っていると張りが弱まってきて、弦本来の持っている音が出なくなってきます。弓の毛も弦も交換してみると、「あ、音が変わった!」と実感できます。
その他、弾いていてなにか気になることがあれば、職人さんのいる楽器屋さんでみてもらいましょう。
ケースは時間とともに傷んだり金具がゆるんだりして買い替えることはありますが、それでもなるべく傷がつかない、傷が増えないように大事に持ち歩きしてほしいです。なんといっても中に楽器と弓が入っているので、、、。
楽器も弓もお手入れして大事に弾いて行くことは、楽器を弾く上での基本かと思います。
いい状態で弾いてこそ、上達もするし音を楽しめます。
楽器と対話しながら、一緒に成長していくような気持ちで、いろいろな曲に取り組んでいけるようになったら素敵だなと思います。
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