新しいテクニックを学ぶ
10月も終わりだというのに、日中はまだまだ暑いですね。
あと2か月したら年末、だなんて想像もできない気候です。
ここ数か月前から、ビブラートや指弓、ポジション移動などの新しいテクニックを学び始めている生徒さんたちがおられます。
ポジション移動は練習していくとだんだんできるようになってくるのを生徒さん達も感じているように思います。
ビブラート、指弓はやり方を説明して実際やってもすぐにはなかなかうまく動かないし、「これだ!」ってコツをつかむのに少々時間がかかります。
これらの技術、ビブラートでは指の置き方、肘の位置、姿勢などが崩れていると柔らかく動かないし、また指弓も弓の持ち方がバランスよく持てていないと指を柔らかく動かすことが難しくなってしまいます。
新しい技術の習得のための練習ではあるけれども、基本的なことも見直す時でもあるのかなとも思います。
ちなみに指弓は、実際弾くときは指だけで動くことはなく、腕、手首を柔らかく動かした結果として指が動いているととらえて弾いていきます。例えば木の枝が揺れたら、その先の葉っぱが揺れているという感じでしょうか。
留学した時に指弓を使って弾いたら、レッスンで「なんでそんな柔らかすぎるぐらいにひくの、、、?」と言われました。指弓って使うもんだ、って思っていましたが、なんでもかんでも指弓は使うわけではないんだなと学びました、、、。
またビブラートはメカニズム的な練習も必要ですが
「こういう風に歌いたい」
「こういう音にしたい」
という音のイメージも必要です。
新しい技術はすぐにできるわけではないけど、練習するとちょっとずつできるようになってきます。力まずコツコツと練習してみてくださいね。
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