少しずつ慣れる
4月ももう半ばになりました。
夏のように暑くなったかと思えば、急に寒くなったりと身体がついていくのが大変です。
新学期も始まり新しい生活、環境にも少しずつ慣れてくる頃でしょうか。
新しいこと、また初めてのところで何かををやるというのは、いくつになっても慣れるまでが大変かと思います。
バイオリンも先生が変われば、前の先生とのやり方が違って慣れるまで時間が必要だったりもします。
またバイオリンは個人レッスンですので、学校や幼稚園保育園のようにみんなで何かをするというのとは違います。初めて個人レッスンを受けるというのは幼少期のお子さんにとっては緊張することだと思います。
少しずつ慣れていくためにも、レッスンにはとにかく通う。そしてレッスンで一つでもいいので何かを学ぶ、音を出してみる。そしてお家で少しでもいいので毎日習ったことを練習する。というのがバイオリンのレッスンに通うということに慣れる、ということかなと思います。
幼少期のお子さんはひとりひとり成長度合いも違いますし、どういうふうにしたらそのお子さんにとっていいかなと考えながらレッスンを行っています。
幼児のお子さんを教えるのに一番参考になるのは、弦楽雑誌サラサーテに連載されている白瀬ゆり先生の「こどものおけいこ」という連載です。そこからたくさんヒントを得ています。
白瀬先生は「まずは楽器を持つことを習慣にすることが練習と考えてください。」と書かれています。
「ここに立ったらバイオリンを持つ」という場所を決めるのに、マスキングテープを張ったり、足形をつくるといいですよと、とありました。
この4月に年中さんになった生徒さんのお母さんにもそのことをお伝えしました。
そうしたら次の週にはこんな素敵な足形を作ってきてくれました。
白瀬先生のアイディアとお母さんの素敵な絵で、少しずつレッスンに慣れてきてくれているように感じます。
弓と楽器も持てるようになってきました。
何事も少しずつの毎日の積み重ねが大事。
できることも増えてきたのでまた少しずつレッスンに慣れて、弾くことに慣れていって欲しいなと思います。
お母さん作成の「ドレミ、、、、」を歌う練習用の音の階段の絵。
素敵ですね!
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