「続ける力」を読んで
朝晩は、以前よりほんの少し涼しくなったかなと感じるようになりました。
夜は虫の声も聞こえてきて、暑いながらにも季節は秋に向かっているのかなと思います。
とは言え、日中はまだまだ暑いですね。
最近、ヴァイオリニスト千住真理子さんの新刊を読みました。
「続ける力」
という本です。
千住真理子さんのコンサートには何回か聞きに行ったことがあるのですが、弾いておられるストラディヴァリウスの音色もとても素晴らしいですし、そして作品に真摯に向き合っているのを感じる演奏でした。
また「イザイの無伴奏ソナタ 全曲演奏会」の時には、あの難曲を全部通して弾く姿には、自分に対しての可能性、チャレンジみたいなものも感じました。
今回の新刊で興味深かった内容は、バイオリニストとしてステージに立ち続けている方の考え方、体に対しての向き合い方、ケアの大切さ。また10代からステージで演奏をされていて、現在に至るまでのいろんな変化。そして最後の章にある「各年代ごとの「続ける力」を育てる秘訣」という項目は、指導をしていく上でも、また今後の自分のためにもとてもためになりました。
その他、「縄跳びとバイオリン」、「目標とは何?」、ピーターパンから学んだ跳べることを疑わないお話、など。一つのことをひたすら続けてきた方の見てこられた景色、経験を知ることができ、力を与えてもらった一冊でした。
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