弓の動きに気をつけてみる
2024年に入り、もう1月が終わろうとしています。
時間が経つのがとても早く感じます。
先日レッスンで、なんだかとても姿勢、構え方が良くなったなと思う大人の生徒さんがおられました。何かとても印象に残ること、例えばとても感動したバイオリンの演奏を聞いたとか、または構えをとても気をつけて練習されたのかと思い伺ってみました。すると前回のレッスンで習ったボーイング、弓の動くライン、軌道に気を付けて、特に弓先では右ひざの延長線上に手が来るように持ってくることを気をつけられたそうです。
楽器の構え方を気をつけるというと、楽器の向き、下がらないなどに焦点がいきますが、弓の軌道に気をつけることでも変わることはできます。
これはフランスで身体と楽器のバランスの大切さをおっしゃってた先生から教わったことなのですが、弓の根元では手は左肩(洋服の袖と前身ごろの縫い目当たり)に来て、そして弓先では右ひざの延長線上に手が来るように。
この2点を結ぶ線上がボーイングの軌道になるように動かす練習をすると左側の楽器の構えも変わってくるとのことでした。
駒と弓を平行に弾くことは基本ですが、ボーイングを少し後ろ気味に弾いていると楽器も前気味な構えになってしまいます。
反対に楽器を左側、外側に構えすぎてしまうと楽器を追いかけるようなボーイングになり、右腕も前に出しすぎるボーイングになってしまいます。
右と左のバランスが大事なので、自分にはどのポジションがいいのか、ボーイングの軌道を考えてから構えて弾いてみるのもいいかと思います。
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