指番号に頼らない
金木犀のいい香りがするようになり、秋をより感じるようになりました。
秋は過ごしやすいし、紅葉もきれいだし、やはりいいですね。
私は生徒さん達には将来的には一人で譜読みをして、弾きたい曲を弾けるようになってほしいなと思っています。それにはまずは譜読みが大事だと思います。そしてバイオリンは自分で音を取らないといけないので音感も必要です。
譜読みに関しては、面倒くさくても練習している曲は必ず「ドレミファ」で歌えるように、もちろん拍を取ってリズムもつけての作業を行ってもらっています。
ただバイオリンの楽譜には「指番号」が結構書いてあるのもあります。そうなると「音を読む」というよりどうしても「指番号」を見て弾いてしまう人が多いです。
「指番号」を主に見て弾いていると、違う音を弾いていても気づかないことは多々あります。
そして例えばなんで同じ「2」の指でも「3」の指とくっつけるのか、そうでないかetc、、、、を理解するのに時間がかかってしまいます。
最初は指番号を見て弾いたほうが早くに曲として弾けるのでいいのかもしれません。
しかし曲が長くなってきたり、またポジション移動が入ってくると「指番号」だけでは対応できなくなります。
まずは「ドレミファソラシド」の音の並び、全音、半音、シャープ、フラット、半音上がる、下がるなどをちゃんと理解してこの音とこの音は全音だから「離す」などと考えて、この音だからこのポジションの何の指という風に考えて行くことが大事だと思います。 そうすれば音程感もある程度は定まるし、暗譜をするときにもそこまで不安にならなくてもいいのでは、、、、と思います。
まずは1オクターブの音階を練習する、または易しく短めの曲やエチュード(例えばホーマンなど)を自分で指使いを考えて訓練していくのもいいかもしれません。
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