伴奏付きエチュード
新しい年を迎え、早くも一か月が経とうとしています。
10年に一度の大寒波がやってきて、凍り付くような寒さです。
体調を崩さないように過ごしていきたいですね。
年末に楽譜屋さんに行ったときに興味深い楽譜を見つけました。
バイオリンを習っている人なら一度は弾くのではと思いますが、エチュード(練習曲)のカイザー。だいたいどのエチュードもバイオリンの旋律だけで書かれているものが多いのですが、このカイザー(音楽之友社、山岡耕作 編・著)は「第2バイオリン、そしてピアノ伴奏譜付き」というものです。
説明の通り、どれにも第2バイオリン、ピアノ伴奏がついていて、今までのエチュードのイメージとは違って、曲を弾いている感じがするのでは、と思います。
通常の単旋律だけで書かれているエチュードでも、そこに流れる和音、和声を考えて弾けると本当はいいのですが、それには和声の知識も少し必要かもしれません。
このカイザーのピアノ伴奏は、今まで知らなかったのですがカイザー自身がつけたものらしく、音楽的な成長を期待して書かれたものだそうです。
エチュードは好きではない、、、、という生徒さんもおられるのですが、各エチュードは技術的な練習だけでなく、小品やコンチェルトなどの作品を演奏する時に、技術、表現の上で応用するための土台、手助けになると思っていただければと思います。
エチュードも練習すると曲の仕上がり方も変わってきます。
「伴奏付き」のエチュードで、エチュードに対しての考えも変わることを期待して、レッスンでも伴奏をつけて行いたいと思います。
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