音階
2024年パリ、オリンピックも始まりました。
どんなオリンピックになるのか楽しみですね。
先日、生徒さんに次の音階の課題を出した後、改めて音階について考えてみました。
「音階」といえば基礎練習と思う方も多いと思います。とても大事な練習ですね。
音階教本もいろいろありますが、良く使われているのは「小野アンナ」や「フリマリー」、そしてさらに進んだら「カールフレッシュ」となりますね。私自身は「小野アンナ」から始まりそして先生が変わった時には「イザイのスケール」をやってたこともあります。最終的には「フレッシュ」を使用される先生が多かったです。
レッスンでは主に「小野アンナ」を使用していきます。
音階練習を行うと
・正しい音程を取る、そして正しい指の置き方、動かし方にも気を付ける
・いろんな調の調性の練習
・ボーイングの練習
・ポジション移動
などの基本的なテクニックの練習ができます。
技術的な面だけでなく、音色の練習、表現の練習としても活用できます。
教本を使わないと音階練習ができない、というわけではありません。
練習の最初に、まずはゆっくりと弾きやすい調の1オクターブの音階を弾いてみる。
(開放弦から始まる調は弾きやすいと思います。)
その時、単に弾くだけではなく手や体の感覚、そして音をよく聞き、楽器の響きなどにも注意しながら練習することでとてもいいウォーミングアップができると思います。
レベルが進んだ方は、そこから2,3オクターブの音階練習、アルペジオなどに取り組んでいくといいかもしれません。さらにもっと進むと3度、6度、オクターブの音階も行えるといいですね。
「音階練習は好きではない」
という方は多いかと思います。
毎日の日課にすると、音も変わってきますし、自分の技術的な部分を客観的にとらえられるようになってきます。また自分のその日の調子も分かるようになってきます。
「音階」はバイオリンを弾いていく上での基礎、土台。
やるのとやらないのでは、曲の仕上がり方も違ってくるので、嫌がらないでやって下さいね。
一番手前の緑の音階は「小野アンナ」。
何十年たっても表紙のデザインはは変わらずこのままです。
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