トリオ・ヴァンダラーのコンサート
7月に入りました。
梅雨、真っただ中のじめじめした毎日ですね。
先週の土曜日、6月29日に兵庫県立芸術センター小ホールで行われた
「トリオ ヴァンダラー」のコンサートを聞きに行きました。
このトリオはフランスのピアノトリオで、1987年パリ国立高等音楽院時代に結成され2017年には結成30周年を迎えられたようです。
フランスに留学している時もラジオで聞いたりしてとてもすばらしい演奏をされるトリオだなと思っていたのですが、なぜかその時は一度も聞きに行く機会がなく、今回、地元で初めてこのように聞けてとてもうれしかったです。
ヴァイオリンの ジャン=マルク フィリップ=ヴァルジャベディアンは、当時私が学んでいた学校で公開レッスンをされていました。他のクラスの生徒さんたちが受けていましたが、どの生徒さんにもとてもていねいに分かりやすく指導されていたのがとても印象的でした。
友人の一人は個人的にレッスンを受けに行っていて
「とてもいいお兄ちゃんって感じだよ」
って言ってましたが、まさにそんな感じの方でした。
今回のプログラムは
・ベートーヴェン ピアノ三重奏 第5番
・メンデルスゾーン ピアノ三重奏 第1番
・リリ・ブーランジェ 交響詩 「悲しみの夜に」 「春の朝に」 (ピアノ三重奏版)
・ラヴェル ピアノ三重奏
でした。
特に印象に残ったのは、リリ・ブーランジェの曲。
お姉さんのナディア・ブーランジェは有名ですが、妹のリリは早くに亡くなられたためあまり知られていないかもしれません。
「悲しみの夜に」は聞く人の心に迫るような曲で心にずっしりと残りました。
その他ラヴェルのトリオも、言葉では言い表せないのですが、とてもおしゃれというか粋で素敵で、なかなか真似はできないです。
ベートーヴェン、メンデルスゾーンももちろん素晴らしい演奏で
「どうやったらあんな風に演奏できるのかな」
といつもいいコンサートを聞くと思います。
またいつか、トリオ ヴァンダラーのコンサートを聴きに行きたいです。
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