バイオリンと仲良くする
春の暖かい過ごしやすい日が続いています。
桜も少しずつ散り始めていますが、今年は少し長めに見られたのかなと思います。
バイオリンを習っている皆さんは、楽器を大事に扱っていると思います。
乱暴に扱わない、もちろん落とさない、特に弓の先は気づいたらチップがとれていた、、、ということもあるので弓先は床につけないように、などいろいろ注意、説明をしています。
先日、新しい楽器を手にした生徒さんに「バイオリンと仲良くしていってくださいね。」とお伝えしました。
いろいろな意味があります。楽器を大事に扱うこともそうですし、そしてバイオリンをどんどん弾いて下さいねという意味もあります。
私は生徒さん達には「ちゃんと練習して下さいね。」とお伝えしています。
もちろん弾けるようになるためですが、バイオリンは弾いて音を出してあげて意味があると思います。
バイオリンもケースにいる時間が長いと寂しいだろうし、毎日触れて楽器の裏板からしっかりと音が鳴るように弾いたほうがバイオリンも喜ぶのではと思います。
ただ弾いたらいいかというわけではなく、どういう風にしたら自分の楽器が一番良く鳴るのか、を考えながらその楽器の持っている力、性質を引き出してあげるようにしてあげると喜ぶと思います。
以前、習っていた先生がおっしゃてたのですが、「音程の悪い人の楽器を弾くと鳴らないのよね、、、。」と。
響く良い音程で弾くことも楽器の良さを発揮させてあげることの一つかと思います。
上手な人に自分のバイオリンを弾いてもらった後に弾くと、
「なんだかいつもより音が良く鳴る」
「え、この楽器はこんな音がするんだ」
ということはあります。上手な人は楽器を鳴らせるんですよね。
当たり前かもしれませんが、ご自身が使用しているバイオリンはどんどん弾いてあげましょう。そして楽器の良さが発揮できるように、仲良くお付き合いしていってくださいね。
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